データノートの説明
●時刻
このデータノートでは,我国での観測に便利なように,世界時系(UT)の日本標 準時(0時 JST;日常生活に使われている時刻)が使用されている.この世界時系 の時刻の採用のため,本データノートの掲載値と他の天体暦の掲載値を直接,比較 することはできない.これは,天体暦に一般に使用されている力学時(DT)は,最 近では,UTとの差が+1分を越える.このため,惑星の中央面経度などの計算のよう に,観測時刻(JST )を世界時(UT),さらに力学時(DT)に変更して観測の整約 を行なわなければならないなどの手間を省くことによる.なお,1983年以前の天体 暦の惑星の物理表には,世界時が採用されていた.本データノートでは,今年度版 の力学時(DT)と世界時(UT)の差の推定値として,1999年は+65秒,2000年は+66 秒,2001年は+67秒(DT-UT)が採用されている. データノートの天体現象の予報の基準時刻は,日本時刻深夜0時 JST(= 前日の 24時 JST = 前日の 15h UT)が使用されている.ただし,太陽観測用の太陽の北極 方向の位置角と日面経緯度のみ,正午12時 JST(=同日の3時 UT)である.
●赤道星図
ディリーデータの週の始めの星図(月曜日の上部)は,その1週間の惑星の動き が描かれている.星図の右側が夕方,中央は深夜,左側が明方の空となる.太陽は, 常に右端か,左端を動く.星図の中の縦に太い実線は赤経 0hと12hの線.星図の中 央の横線は赤緯0゚の線である.各々のページの星図は,日曜日の0時 JST(土曜日 の24時 JST)に東経135゚で南中している赤経線を中心に描かれている.なお,各地 への換算は,東経5゚あたり東の地方へは時刻を-20分をもどし,西の地方へは+20分 遅らせれば良い.
●月齢と水星と金星の満ち欠け
月齢は,0時 JSTの値.月齢は,2時間でおよそ0.1変化する.水星と金星の満ち 欠けは,k= 0.0が新月状,k= 0.5が半月状,k= 1.0が満月状となる.Qは欠け ぎわまでの位置角.月の満ち欠けは,毎日の形状,水星と金星の満ち欠けは,月曜 日と土曜日の形状を図で示した.
●惑星の位置
続く,惑星,月,小惑星の位置,視直径,光度は午前0時 JST(前日の24h JST= 15h UT)のものである.惑星の位置は,2000.0年分点が採用されている.なお, 視直径は角度の秒(月は角度の分).
●各地の日出,日入,月出,月没時刻と惑星の出没・南中時刻
太陽と月の出没時刻は,釧路(釧路観測所;東経λ=144゚35',φ=+43゚05',標高 h=100m),札幌(札幌サイエンスセンター;λ=141゚29',φ=+43゚02',h=24m), 青森(λ=140゚44',φ=+40゚49',h=2m),仙台(仙台市天文台;λ=140゚52',φ= +38゚15',h=45m),東京(λ=139゚45',φ=+35゚39',h=2m),富士山頂(λ=138゚ 44',φ=+35゚21',h=3776m),静岡(日本平天文台;λ= 138゚28',φ=+34゚58', h=308m),名古屋(λ=136゚55',φ=+35゚10',h=48m),大阪(λ= 135゚29',φ =+34゚39',h=2m),広島(λ=132゚26',φ=+34゚22',h=2m),熊本(県民天文台; λ=130゚45',φ=+32゚41',h=65m),那覇(λ= 127゚41',φ=+26゚13',h=2m)の 12ヶ所での時刻が掲げられている.標高差(眼高差)による出没時刻への影響は大 きい.たとえば,日本付近では,h= 2mで1'.8(出没時刻への影響は0.1分),h= 10mで 5'.7(同0.5分),h=100mで18'(同1.5分),h=1000mで57'(同4.7分)あ ることに注意すること.惑星と小惑星の出没と南中時刻は,東経135゚,北緯+35゚, 標高2mにおけるものである.太陽と月の出没はその上弦が地平線に接する時刻,惑 星はその中心が地平線と接する時刻である. 表に掲げられていない各地での日出と日入,月出と月没時刻を求めるには,緯度 的にもっとも近い都市を選び,付表1のその経度差分を補正すると,ほぼ,確かな 時刻を計算できる.惑星の出没時刻もこれに準じて,その概略値が計算できる.
●恒星時
毎日の天象にある恒星時は,日本時間0時 JSTの東経135゚におけるもので,視恒 星時と平均恒星時が掲げられている.各地の恒星時の計算は,付表1と2から表示 の桁までの精度で簡単に行なえる.以下に示す付表には,それぞれの使用例が説明 されている.なお,この恒星時は,東経135゚の地方で日本時刻0時に南中している 赤経線を意味し,上部の星図の中央に相当する.
●北極星の子午線通過時刻
毎日の天象にある北極星の子午線通過時刻は,東経135゚における値で,北極星の 上方と下方の子午線通過時刻を掲げた.各地の北極星の子午線通過は,付表1によっ て,数秒程度の誤差で簡単に計算できる.
●太陽
太陽については,太陽黄経(λ。)と,太陽黒点の観測から,黒点の日面経度や太 陽面の自転周期を計算するために必要な太陽の北極方向の位置角(P),地球から 見た直下点の太陽面の日面緯度(B),太陽面の中央経度(日面経度;L)と均時 差(E)が掲げられている. ○太陽黄経(λ.) 0時 JSTにおける2000.0年分点値である.観測時刻への変更は,1日分の変化量 をその時刻について比例配分すれは,表示の桁までの精度が得られる. ○太陽の北極方向(P)と日面緯度(B)と経度(L) いずれも,その日の12時 JSTの値.Pは天球の北極方向から東回りに測った太陽 の北極の位置角で,プラス(+)は太陽の自転軸(北極)が東側,マイナス(−) は西側にあることを意味する.Bは見かけ上の太陽面の中央点の日面緯度,プラス (+)は太陽面の北半球が中央に見えていること,マイナス(−)は太陽面の南半 球が中央に見えていることを意味する.Lは同じく太陽面の中央点の日面経度であ る.これらの数値のうち,PとBは波状的に変化するが,Lは1日につき約13゚.2の 割合で常に減少する.Lは表示の桁までの精度が付表3から簡単に計算できる. ○均時差(E) 均時差より,東経135゚における太陽の南中時刻を12時 -Eから計算できる.各地 の南中時刻は,その経度差分を補正すれば良い.各地での南中時刻は,付表1から 数秒の誤差で簡単に計算できる.
●火星,木星,土星の物理表
惑星の物理表は,いずれもその日の0時 JST(前日の24時 JST)の値である.火 星と木星と土星の3つの惑星については,それぞれ,惑星の北極(自転軸)の位置 角(P)と惑星面の中央緯度(De )と惑星面の中央経度(ω)が掲げられている. これらは,太陽のP,B,Lに対応し,Pは天球の北極方向から測った惑星の北 極の位置角で,プラス(+)は惑星の自転軸(北極)が東側,マイナス(−)は西 側にあることを意味する.De は見かけ上の惑星面の中央点の惑理緯度,プラス( +)は惑星面の北半球が中央に見えていること,マイナス(−)は惑星面の南半球 が中央に見えていることを意味する.ωは同じく惑星面の中央点の惑星面経度であ る.なお,ωは木星については,体系T(ω1),体系U(ω2),体系V(ω3 ), 土星については体系T(ω1)と体系V(ω3)がそれぞれ掲げられている. 観測時刻に対応した惑星面の中央経度の計算が火星(付表4),木星(体系T; 付表5,体系U;付表6,体系V;付表7),土星(体系T;付表8,体系V;付 表9)から,火星を除き表示の精度まで簡単に行なえる.火星については,付表4 の説明を読まれたい.
●火星面上の主な模様の中央経度通過時刻
通過時刻は,子午線湾の火星面上経度を0゚,マリネリス峡谷を経度 75゚,オリン パス火山を経度133゚,大シルチスを経度290゚として計算された.予報時刻は 0.1時 間単位で,予報時刻には±3分,幅にして6分のずれがある.なお,通過時刻は,我 国で,太陽が地平線下にあって,火星が地平線上にある時刻のみ(そのときの火星 の高度角がともに示されている),掲げられている.
●木星面上の大赤斑の中央経度通過時刻
通過時刻は,大赤斑の木星面上経度を64゚(体系U)として計算した.予報時刻は 0.1時間単位で,予報時刻には±3分,幅にして6分のずれがある.なお,通過時刻は, 我国で,太陽が地平線下にあって,木星が地平線上にある時刻のみ(そのときの木星 の高度角がともに示されている),掲げられている.
●ガリレオ衛星の食
ガリレオ衛星の動きを観測していると,ときどき,衛星の食現象が観測できる. ガリレオ衛星の食には,衛星の木星面経過(Tr.),衛星の影の木星面経過(Sh.),木 星の背後にかくれる掩蔽(Oc.),木星の影にかくれる食(Ec.)がある.食現象(Oc.と Ec.)は消滅をD.で,出現をR.で表わし,木星表面の経過現象(Tr.とSh.)については, 潜入をI.で,離出をE.で表わす.これらを組み合せて予報は,Ec.D.(木星の影にか くれる食の開始),Ec.R.(同終了),Oc.D.(木星の背後にかくれる掩蔽の開始), Oc.R.(同終了),Tr.I.(衛星の木星面経過の開始),Tr.E.(同終了),Sh.I.( 衛星の影の木星面通過の開始),Sh.E.(同終了)と表現されている. ガリレオ衛星の食現象は,木星が合から衝までは,Sh.→Tr.→Ec.→Oc.の順序で 起こり,衝から合までは,Tr.→Sh.→Oc.→Ec.の順序で起こる.これらの現象の中 で,合から衝までの期間では食の終了(Ec.R.)と掩蔽の開始(Oc.D.)が,衝から合ま での期間では掩蔽の終了(Oc.R.)と食の開始(Ec.D.)が,地球と木星の位置の関係か ら見られないことがある. これらの食予報は日本時刻 (JST)で掲げられている.食の後にある()内の数値は 食が起きる,または,終了する時刻の木星の高度角で,食予報は太陽が地平線以下 であって木星が地平線上にあるときを選んで掲げられている.なお,()内にアステ リスク(* )のついている現象は,上に記した地球と木星の位置関係のため,見るこ とのできない現象である.また,木星の第4衛星(カリスト)の食の時刻は,実際 に食が起きる時刻と,ときどき,多少の差(10分程度)がある.
●ガリレオ衛星と土星の衛星の波状曲線
ディリーデータの右ページ,最上部には,ガリレオ衛星の波状曲線,土星の衛星 の波状曲線が掲げられている.ガリレオ衛星は,内側から順に,第1衛星イオ,第 2衛星ユーロパ,第3衛星ガニメデ,第4衛星カリストで,土星の衛星は,内側よ り順に,第3衛星テティス,第4衛星ディオネ,第5衛星レア,第6衛星ティタン となる.図の横線は,0時 JSTである.ただし,これらの衛星の位置は,木星また は土星をながめたとき,衛星の位置がより真に近いように,木星と土星の赤道面の 傾き(De )を考慮して描かれている.このため,赤道面の傾きが0゚に近いときを 除き,正確に横線の上にはないことに注意しなければならない.なお,ガリレオ衛 星は約5等級,土星の衛星の衝近くでの平均光度は,テティス(10.2等),ディオ ネ(10.4等),レア(9.7等),ティタン(8.3等)である. なお,現在,土星の赤道面の傾きが大きいので,土星の前面と後面を通過する衛 星の位置が大きくずれていることに注意すること.また,波状曲線が東西対称でな いのは,地球から見た見かけ上の衛星軌道が東西非対称であることによる.図の中 で,●は図の最初の日付,○は2番目の日付の各衛星の位置を意味し,以下,●○ の順で続く.なお,今年度は,土星の環の傾きが最大となるためにそのずれがさら に大きい.東西への離角がもっとも大きいとき,衛星はほぼ正しい位置にいること を参考にめぼしをつけること.
●火星,木星の第6,第7衛星,天王星,海王星と冥王星の衛星
ディリ−デ−タの右ペ−ジ,メモ欄の最上部には,木星の第6衛星(J6ヒマリア) と第7衛星(J7イララ),続いて,火星の衛星ダイモス,天王星の第1衛星(U1エ リ−ル),第2衛星(U2アンブリ−ル),第3衛星(U3チタニア),第4衛星(U4 オベロン)と海王星の第1衛星(N1トリトン),冥王星の衛星カロンの位置を示し た. 火星の衛星ダイモスの衝位置での最大離角は 62",平均光度は12.4等くらいで, 図1の軌道を1日6.30時間で公転する.ダイモスの位置は,長軸の離れがもっとも 大きくなる,その東側での最大離角(東方最大離角)を示した.従って,西方最大 離角を通過する時刻は,予報された時刻のおよそ,15時間後に起こる.なお,その 内側を公転するフォボスは,公転周期がわずかに 7.5時間ほどと,その予報を掲げ るためには,多くの行数を費やすので省略した. 木星の第6,第7衛星の位置は,各ペ−ジの日曜日0時 JST(前日土曜日24時 J ST)におけるの木星位置との赤経差と赤緯差で示されている.この日の衛星の位置 を知りたい場合,これらの値を木星の位置(赤経と赤緯)に加えれば良い.木星と 2つの衛星の位置の差は,1週間に1度の割で示されているが,その中間の差は, 前後の値から充分推定できる.なお,衝位置での木星からの最大離角は,第6衛星 で 63',第7衛星で 64'.平均光度は,それぞれ,16.8等,17.0等である.これら の衛星は,小惑星捜索者が新しい小惑星と見誤ることが多いため,衝位置近くにい る木星近辺を捜索の場合には,充分に注意すること. 天王星と海王星は,現在,赤道面の傾きが大きく,その南半球を地球に向け,衛 星の軌道は楕円形に見える.天王星の衛星軌道の南北と東西の比率は 74:43で南北 が長い,また,海王星の衛星軌道の南北と東西の比率は 46:61で東西が長い,楕円 形である.衛星は,この軌道上を左回りに回る.衛星の位置は,長軸の離れが最も 大きくなる時期を,天王星については,北側での最大離角(北方最大離角),海王 星については,東側での最大離角(東方最大離角)で示した. 天王星の衛星は,衝位置近くでは,図2の軌道を第1衛星は2日12.489時間,第 2衛星は4日03.460時間,第3衛星は8日16.941時間,第4衛星は13日11.118時間 の周期で公転している.このため,たとえば,第1衛星は,その半分の時間(示さ れている時刻から約18時間後)で南方最大離角が起こる.また,東方最大離角は, 示された時刻から9時間後,西方最大離角は,示された時刻から27時間後に起こる. これは,他の衛星についても同じ.なお,衝位置での最大離角は,天王星の第1衛 星は 14'(平均光度は14.2等),第2衛星は 20'(光度14.8等),第3衛星は 33' (光度13.7等),第4衛星は 44'(光度13.9等)くらい. 海王星の衛星トリトンは,衝位置近くでは,図3の軌道を5日21.044時間の周期 で公転する.このため,示された時刻(東方最大離角)から,約35時間後に南方最 大離角,70時間後に西方最大離角, 105時間後に北方最大離角が起こる.なお,ト リトンの衝位置での最大の離角は 17'(光度13.5等)である. 冥王星の衛星カロンは,衝位置近くでは,図4の軌道を6日9.29時間の周期で公 転する.このため,示された時刻(北方最大離角)から,約3日後に南方最大離角, が起こる.なお,カロンの衝位置での最大の離角は1"以下(光度16.8等)である.
●衝,留,合などの日付と時刻
これらの現象は,赤経と黄経に関する時刻を掲げた.本文中,ただ単に「惑星の 衝」とある表記は,黄経の現象を意味する.赤経の現象には,たとえば,「赤経の 衝」というように表記されている.なお,留は「赤経の留」のことを云い,黄経の 留は天体暦には,一般に採用されていないが,参考のために黄経の留も掲げられて いる.
●天体同志の接近
天体(以下,月,惑星,位置予報にある5個の小惑星を云う)同志の接近は,そ のもっとも近づく時刻と接近距離,位置角を掲げた.位置角は空の北極方向から東 まわりに測る.たとえば,「月が木星に 40'(位置角180゚)まで接近」とあるのは, 木星から見て月(接近天体)が南 40'の方向を通過することを意味する.一般に, 天体の接近は,北側(位置角0゚か360゚近く),南側(位置角180゚近く)で起こるこ とが多い. なお,本データノートの接近時刻は2つの天体の最接近の時刻である.このため, 天体の動きが赤経線に平行でない場合や留位置近くの接近時刻は,他の年鑑類の北 を通過,あるいは,南を通過する時刻からずれることに注意すること.また,接近 時刻は,地心から見た値である.従って,視差の大きい月との接近時刻は,実際の 観測地からの時刻とは,月の南中時をのぞきずれることがある.特に掩蔽時の時刻 には十分注意すること.天体同志の接近は,10゚以下すべての現象,また,概略20゚ までの接近が拾い上げられているが,何らかの理由で意図的に省かれているものが あることに注意すること(以下の接近についても同).
●天体の恒星への接近
天体と明るい恒星との接近は,接近距離が11゚より小さく,恒星が4.0等(昨年版 までは4.5等)より明るいことを基準に,月,水星,金星,火星,木星,土星につい ては,恒星の光度が2等より明るい接近すべて,3等より明るい恒星に5゚以内に接 近するものすべて,3等より暗い恒星については,1゚以内に接近するものを掲げた. また,接近が1゚以内の現象には,恒星の光度と東経135゚,北緯+35゚での高度角(h) をつけた.hがプラスのときは,その最接近が直接見えることを意味する.3等星よ り暗い恒星との接近の場合,h=-20゚より小さい現象は省略した. 小惑星,天王星,海王星,冥王星については,恒星の光度が2等級より明るく, 5゚以内に接近するものすべて,3等より明るい恒星で2゚以内に接近するものすべて, 3等より暗い恒星については,1゚以内の接近を掲げた.
●天体の星雲・星団への接近
天体のNGC天体の接近は,接近距離が3゚以内で,すべてのメシエ天体,NGC天体が 7等級(昨年度版まで10等級)より明るいことを基準に,6等より明るい天体すべ て,8等より明るい天体で接近距離が2゚以内のもの,8等より暗い天体については 1゚以内の接近が掲げられている.このとき,NGC天体の光度もともに表記した.
●天体の地球と太陽からの最近と最遠
今年度中に起きる最近と最遠を月,惑星,5個の小惑星について掲げてある.月 の太陽からの最近と最遠は,地球のまわりを1周するごとに起こることに注意する こと.火星より外側を公転する惑星は,太陽と地球への最近,最遠が今年度中に起 こらないこともある.
●食変光星の極小時刻と長周期変光星の極大時刻
食変光星の予報は,我国で観測可能時間帯(太陽高度がマイナス,食変光星高度 がプラスに起きる食変光星の極小時刻の予報で,その時刻の食変光星の高度角(h) を示した.食変光星の極小時刻と長周期変光星の極大日の予報は,過去に起こった 実際の極大日で確認されていない.極小・極大日を観測された方は,ぜひ,ご連絡 いただきたい.
◎付表1: 角度から時間への換算表(東経135゚からの換算表)
この表は,東経135゚から各地の経度差分の時刻差を求めるための換算 表である.毎日の天象に掲げられている恒星時から任意の観測地の恒 星時を求めるには,この補正以外にも,観測地の時刻に対応した補正 (付表2)を行なうことが必要である. 経度の 経度の 経度 補正値 分 補正値 秒 補正値 。 m , m s " s 120 -60 1 +0 04 1 +0.07 121 -56 2 +0 08 2 +0.13 122 -52 3 +0 12 3 +0.20 123 -48 4 +0 16 4 +0.27 124 -44 5 +0 20 5 +0.33 125 -40 6 +0 24 6 +0.40 126 -36 7 +0 28 7 +0.47 127 -32 8 +0 32 8 +0.53 128 -28 9 +0 36 9 +0.60 129 -24 10 +0 40 10 +0.67 130 -20 11 +0 44 11 +0.73 131 -16 12 +0 48 12 +0.80 132 -12 13 +0 52 13 +0.87 133 - 8 14 +0 56 14 +0.93 134 - 4 15 +1 00 15 +1.00 135 0 16 +1 04 16 +1.07 136 + 4 17 +1 08 17 +1.13 137 + 8 18 +1 12 18 +1.20 138 +12 19 +1 16 19 +1.27 139 +16 20 +1 20 20 +1.33 140 +20 21 +1 24 21 +1.40 141 +24 22 +1 28 22 +1.47 142 +28 23 +1 32 23 +1.53 143 +32 24 +1 36 24 +1.60 144 +36 25 +1 40 25 +1.67 145 +40 26 +1 44 26 +1.73 146 +44 27 +1 48 27 +1.80 147 +48 28 +1 52 28 +1.87 148 +52 29 +1 56 29 +1.93 149 +56 30 +2 00 30 +2.00 150 +60 31 +2 04 31 +2.07 32 +2 08 32 +2.13 33 +2 12 33 +2.20 34 +2 16 34 +2.27 35 +2 20 35 +2.33 36 +2 24 36 +2.40 37 +2 28 37 +2.47 38 +2 32 38 +2.53 39 +2 36 39 +2.60 40 +2 40 40 +2.67 41 +2 44 41 +2.73 42 +2 48 42 +2.80 43 +2 52 43 +2.87 44 +2 56 44 +2.93 45 +3 00 45 +3.00 46 +3 04 46 +3.07 47 +3 08 47 +3.13 48 +3 12 48 +3.20 49 +3 16 49 +3.27 50 +3 20 50 +3.33 51 +3 24 51 +3.40 52 +3 28 52 +3.47 53 +3 32 53 +3.53 54 +3 36 54 +3.60 55 +3 40 55 +3.67 56 +3 44 56 +3.73 57 +3 48 57 +3.80 58 +3 52 58 +3.87 59 +3 56 59 +3.93 60 +4 00 60 +4.00
◎恒星時の簡易変換
●使用例: 1999年2月1日0時 JSTの東経128゚36'40"の地点の恒星時を計算する. 1. 毎日の天象データから1999年2月1日の恒星時を読み取る. 2. 上の表から,東経128゚(A),36'(B),40"(C)の換算値を読み取る. 3. 1.と2.を加える. 視恒星時 平均恒星時 1. 08h 41m 33.52s 08h 41m 34.07s ..... (読み取った恒星時) 2-A. -28m -28m -B. +2m 24s +2m 24s -C. +2.67s +2.67s _______________________________________________ +/ 3. 08h 15m 60.19s 08h 15m 60.74s 3. 08h 16m 00.19s 08h 16m 00.74s 4. 実際に計算された恒星時は,それぞれ,08h 16m 00.1887s,00.7363sで ある.なお,東経128゚36'40"の地点で1999年2月1日00時00分00秒 JST に南中している赤経は上の値となる.
◎北極星子午線通過時刻の簡易変換
●使用例: 1999年2月1日 JSTの東経128゚36'40"の地点での北極星の子午線通過を 計算する. 1. 毎日の天象データから1999年2月1日の北極星の子午線通過を読み取る. 2. 上の表から,東経128゚(A),36'(B),40"(C)の換算値を読み取り,符号を 変える. 3. 1.と2.を加える. 北極星子午線通過 (上方) JST (下方) JST 1. 17時 46分 35秒 05時 48分 33秒 .... (読み取った通過時刻) 2-A. +28分 +28分 -B. -2分-24秒 -2分-24秒 .... (すべてがマイナス) -C. -3秒 -3秒 ________________________________________________________ +/ 3. 17時 72分 08秒 05時 74分 06秒 3. 18時 12分 08秒 06時 14分 06秒 (JST) 4. 実際に計算されたこの日の東経128゚36'40"の地点での北極星の子午線通過は, それぞれ,18時12分05.2秒,06時14分03.1秒で,換算値には3秒ほどの誤差 が生じる.なお,北極星の子午線通過には緯度差はない.このため,日本各 地での北極星の子午線通過は,概略,数秒の精度で計算できる.
◎太陽の南中時刻の簡易計算
●使用例: 1999年2月1日 JSTの東京(東経139゚44'41")での太陽の南中時刻を計算す る. 1. 毎日の天象データから1999年2月1日の均時差(E)を読み取り,12時- 均時差を計算する. 2. 上の表から,東経139゚(A),44'(B),41"(C)の換算値を読み取り,符号を 変える. 3. 1.と2.を加える. 太陽の南中時刻 均時差 -13分 28.1秒 .... (読み取った均時差) 1. 12時 13分 28.1秒 2-A. -16分 -B. -2分-56秒 .... (すべてがマイナス) -C. -2.7秒 _____________________________ +/ 3. 12時-05分-30.6秒 3. 11時 54分 29.4秒 4. 実際に計算されたこの日の東京での太陽の南中時刻は,11時54分29.57秒で, 換算値には 0.2秒ほどの誤差が生じるが,太陽の日々運動を無視すれば,日 本各地での太陽の南中時刻は,概略,1秒以内の精度で計算できる.
◎付表2: 世界時系から恒星時系への簡易換算表
この表は,観測を行なう時刻を恒星時に換算するために使用する. 毎日の天象に掲げられている恒星時から観測地の恒星時を求める には,時刻の補正以外にも観測地の経度(東経)に対応した補正 (付表1)を行なうことが必要である. 時刻 補正値 分 補正値 秒 補正値 (JST) h m s min. m s sec. s 12 -12 01 58.28 1 +01 00.16 1 +01.00 13 -11 01 48.42 2 +02 00.33 2 +02.01 14 -10 01 38.56 3 +03 00.49 3 +03.01 15 -09 01 28.71 4 +04 00.66 4 +04.01 16 -08 01 18.85 5 +05 00.82 5 +05.01 17 -07 01 09.00 6 +06 00.99 6 +06.02 18 -06 00 59.14 7 +07 01.15 7 +07.02 19 -05 00 49.28 8 +08 01.31 8 +08.02 20 -04 00 39.43 9 +09 01.48 9 +09.02 21 -03 00 29.57 10 +10 01.64 10 +10.03 22 -02 00 19.71 11 +11 01.81 11 +11.03 23 -01 00 09.86 12 +12 01.97 12 +12.03 00 00 00 00.00 13 +13 02.14 13 +13.04 01 +01 00 09.86 14 +14 02.30 14 +14.04 02 +02 00 19.71 15 +15 02.46 15 +15.04 03 +03 00 29.57 16 +16 02.63 16 +16.04 04 +04 00 39.43 17 +17 02.79 17 +17.05 05 +05 00 49.28 18 +18 02.96 18 +18.05 06 +06 00 59.14 19 +19 03.12 19 +19.05 07 +07 01 09.00 20 +20 03.29 20 +20.05 08 +08 01 18.85 21 +21 03.45 21 +21.06 09 +09 01 28.71 22 +22 03.61 22 +22.06 10 +10 01 38.56 23 +23 03.78 23 +23.06 11 +11 01 48.42 24 +24 03.94 24 +24.07 12 +12 01 58.28 25 +25 04.11 25 +25.07 26 +26 04.27 26 +26.07 27 +27 04.44 27 +27.07 28 +28 04.60 28 +28.08 29 +29 04.76 29 +29.08 30 +30 04.93 30 +30.08 31 +31 05.09 31 +31.08 32 +32 05.26 32 +32.09 33 +33 05.42 33 +33.09 34 +34 05.59 34 +34.09 35 +35 05.75 35 +35.10 36 +36 05.91 36 +36.10 37 +37 06.08 37 +37.10 38 +38 06.24 38 +38.10 39 +39 06.41 39 +39.11 40 +40 06.57 40 +40.11 41 +41 06.74 41 +41.11 42 +42 06.90 42 +42.11 43 +43 07.06 43 +43.12 44 +44 07.23 44 +44.12 45 +45 07.39 45 +45.12 46 +46 07.56 46 +46.13 47 +47 07.72 47 +47.13 48 +48 07.89 48 +48.13 49 +49 08.05 49 +49.13 50 +50 08.21 50 +50.14 51 +51 08.38 51 +51.14 52 +52 08.54 52 +52.14 53 +53 08.71 53 +53.15 54 +54 08.87 54 +54.15 55 +55 09.04 55 +55.15 56 +56 09.20 56 +56.15 57 +57 09.36 57 +57.16 58 +58 09.53 58 +58.16 59 +59 09.69 59 +59.16 60 +60 09.86 60 +60.16 使用例: 1999年1月31日23時33分43秒 JSTの東経128゚36'40"の地点の恒星時を 計算する. 4. 付表1の換算(1.と2.)に続いて,時刻23時(D),33分(E),43秒(F) の換算値を読み取る.必ず,同一夜(2月1日)の恒星時を使用する こと . ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 5. 3.に4.を加える. 視恒星時 平均恒星時 3. 08h 16m 00.19s 08h 16m 00.74s .... (付表1の計算例) 4-D. -01h-00m-09.86s -01h-00m-09.86s .... (すべてがマイナス) -E. +33m 05.42s +33m 05.42s -F. +43.12s +43.12s _______________________________________________ +/ 5. 07h 48m 98.87s 07h 49m 99.42s 5. 07h 49m 38.87s 07h 50m 39.42s 4. 実際に計算された恒星時は,それぞれ,07h 49m 38.8711s,39.4187sで ある.なお,東経128゚36'40"の地点で1999年1月31日23時33分43秒JST に南中している赤経は上の値となる.
◎付表3: 太陽面の中央経度の簡易換算表
次の表は,毎日の天象に掲げられている太陽面の中央経度(L)から 任意の時刻(JST)の太陽面の中央経度を求めるための換算表である. 時刻 補正値 分 補正値 (JST) 。 min. 。 6 +3.30 1 -0.01 7 +2.75 2 -0.02 8 +2.20 3 -0.03 9 +1.65 4 -0.04 10 +1.10 5 -0.05 11 +0.55 6 -0.05 12 0.00 7 -0.06 13 -0.55 8 -0.07 14 -1.10 9 -0.08 15 -1.65 10 -0.09 16 -2.20 11 -0.10 17 -2.75 12 -0.11 18 -3.30 13 -0.12 14 -0.13 15 -0.14 16 -0.15 17 -0.16 18 -0.16 19 -0.17 20 -0.18 21 -0.19 22 -0.20 23 -0.21 24 -0.22 25 -0.23 26 -0.24 27 -0.25 28 -0.26 29 -0.27 30 -0.27 31 -0.28 32 -0.29 33 -0.30 34 -0.31 35 -0.32 36 -0.33 37 -0.34 38 -0.35 39 -0.36 40 -0.37 41 -0.38 42 -0.38 43 -0.39 44 -0.40 45 -0.41 46 -0.42 47 -0.43 48 -0.44 49 -0.45 50 -0.46 51 -0.47 52 -0.48 53 -0.49 54 -0.49 55 -0.50 56 -0.51 57 -0.52 58 -0.53 59 -0.54 60 -0.55 ●使用例: 1999年2月1日9時33分 JSTの太陽面の中央経度を計算する. 1. 毎日の天象データから1999年2月1日12時JSTの太陽面の中央経度(L)を 読み取る. 2. 上の表から,時刻9時(A),33分(B)の換算値を読み取る. 3. 1.に2.を加える. 太陽面中央経度(L) 1. 95゚.75 2-A. +1 .65 -B. -0 .30 _______________________________ +/ 3. 97゚.10 4. 実際に計算されたこの時刻の太陽面の中央経度は,L= 97゚.09である.
◎付表4: 火星面の中央経度の換算表
この表は,火星の1日あたり350゚.892自転するとして計算してある. ただし,火星は,地球のすぐそばにある惑星のため,その見かけ上の 1日あたりの自転量は,±1゚近く変化する.このため,午前0時を前 後に±2時間過ぎた時刻から,0゚.1(以上)の換算誤差が生じるとき がある.つまり,単純な換算表では,火星の正確な中央経度を計算す ることはできない. 時刻 補正値 分 補正値 (JST) 。 min. 。 18 -87.7 1 +0.2 19 -73.1 2 +0.5 20 -58.5 3 +0.7 21 -43.9 4 +1.0 22 -29.2 5 +1.2 23 -14.6 6 +1.5 0 0.0 7 +1.7 1 +14.6 8 +1.9 2 +29.2 9 +2.2 3 +43.9 10 +2.4 4 +58.5 11 +2.7 5 +73.1 12 +2.9 6 +87.7 13 +3.2 14 +3.4 15 +3.7 16 +3.9 17 +4.1 18 +4.4 19 +4.6 20 +4.9 21 +5.1 22 +5.4 23 +5.6 24 +5.8 25 +6.1 26 +6.3 27 +6.6 28 +6.8 29 +7.1 30 +7.3 31 +7.6 32 +7.8 33 +8.0 34 +8.3 35 +8.5 36 +8.8 37 +9.0 38 +9.3 39 +9.5 40 +9.7 41 +10.0 42 +10.2 43 +10.5 44 +10.7 45 +11.0 46 +11.2 47 +11.5 48 +11.7 49 +11.9 50 +12.2 51 +12.4 52 +12.7 53 +12.9 54 +13.2 55 +13.4 56 +13.6 57 +13.9 58 +14.1 59 +14.4 60 +14.6 ●使用例: 1999年3月27日02時12分 JSTの火星面上の中央経度を計算する. 1. 毎日の天象データから1999年3月27日0時 JSTの火星面の中央経度(ω)を 読み取る.読み取る日付に注意.たとえば,10日23時の中央経度を計算する ときには,必ず,同一夜(11日)の0時 JSTの値を読み取ること. ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 2. 上の表から,時刻02時(A),12分(B)の換算値を読み取る. 3. 1.に2.を加える. 火星面中央経度(ω) 1. 256゚.8 2-A. +29 .2 -B. +2 .9 _______________________________ +/ 3. 288゚.9 4. 実際に計算されたこの時刻に火星表面上に見える中央経度は,ω= 288゚.96で ある.なお,この日の02時12分には,『主な天象』『週間スケジュ−ル』欄 に「1999年3月27日(土)02.2時: 大シルチスが火星表面,中央経度通過( 火星高度h=+42゚)」と示されたとおり,火星の中央面を大シルチス(経度= 290゚)が通過している.
◎付表5: 木星の中央子午線の換算表(体系I)
次の表は,毎日の天象に掲げられている0時 JSTの木星の中央経度 (体系T;ω1)から,任意の時刻(JST)の中央経度(体系T)を求 めるための換算表である. 時刻 補正値 分 補正値 (JST) 。 min. 。 18 -219.5 1 +0.6 19 -182.9 2 +1.2 20 -146.3 3 +1.8 21 -109.7 4 +2.4 22 -73.2 5 +3.0 23 -36.6 6 +3.7 0 0.0 7 +4.3 1 +36.6 8 +4.9 2 +73.2 9 +5.5 3 +109.7 10 +6.1 4 +146.3 11 +6.7 5 +182.9 12 +7.3 6 +219.5 13 +7.9 14 +8.5 15 +9.1 16 +9.8 17 +10.4 18 +11.0 19 +11.6 20 +12.2 21 +12.8 22 +13.4 23 +14.0 24 +14.6 25 +15.2 26 +15.9 27 +16.5 28 +17.1 29 +17.7 30 +18.3 31 +18.9 32 +19.5 33 +20.1 34 +20.7 35 +21.3 36 +21.9 37 +22.6 38 +23.2 39 +23.8 40 +24.4 41 +25.0 42 +25.6 43 +26.2 44 +26.8 45 +27.4 46 +28.0 47 +28.7 48 +29.3 49 +29.9 50 +30.5 51 +31.1 52 +31.7 53 +32.3 54 +32.9 55 +33.5 56 +34.1 57 +34.8 58 +35.4 59 +36.0 60 +36.6 ●使用例: 1999年10月23日21時33分 JSTの木星面中央経度(体系T)を計算する. 1. 毎日の天象データから1999年10月24日の木星面の中央経度(ω1)を読み取 る.読み取る日付に注意.必ず,同一夜の0時 JSTの値を読み取ること. ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 2. 上の表から,時刻21時(A),33分(B)の換算値を読み取る. 3. 1.に2.を加える. 木星面中央経度(ω1) 1. 52゚.7 2-A. -109 .7 -B. +20 .1 ________________________________ +/ 3. -36゚.9 3. 323 .1 4. 実際に計算されたこの時刻の木星面の中央経度(体系T)は,ω1= 323゚.10 である.
◎付表6: 木星の中央子午線の換算表(体系II)
次の表は,毎日の天象に掲げられている0時 JSTの木星の中央経度 (体系U;ω2)から,任意の時刻(JST)の中央経度(体系U)を求 めるための換算表である. 時刻 補正値 分 補正値 (JST) 。 min. 。 18 -217.6 1 +0.6 19 -181.3 2 +1.2 20 -145.0 3 +1.8 21 -108.8 4 +2.4 22 -72.5 5 +3.0 23 -36.3 6 +3.6 0 0.0 7 +4.2 1 +36.3 8 +4.8 2 +72.5 9 +5.4 3 +108.8 10 +6.0 4 +145.0 11 +6.6 5 +181.3 12 +7.3 6 +217.6 13 +7.9 14 +8.5 15 +9.1 16 +9.7 17 +10.3 18 +10.9 19 +11.5 20 +12.1 21 +12.7 22 +13.3 23 +13.9 24 +14.5 25 +15.1 26 +15.7 27 +16.3 28 +16.9 29 +17.5 30 +18.1 31 +18.7 32 +19.3 33 +19.9 34 +20.5 35 +21.2 36 +21.8 37 +22.4 38 +23.0 39 +23.6 40 +24.2 41 +24.8 42 +25.4 43 +26.0 44 +26.6 45 +27.2 46 +27.8 47 +28.4 48 +29.0 49 +29.6 50 +30.2 51 +30.8 52 +31.4 53 +32.0 54 +32.6 55 +33.2 56 +33.8 57 +34.4 58 +35.1 59 +35.7 60 +36.3 ●使用例: 1999年10月23日20時06分 JSTの木星面中央経度(体系U)を計算する. 1. 毎日の天象データから1999年10月24日の木星面の中央経度(ω2)を読み取 る.読み取る日付に注意.必ず,同一夜の0時 JSTの値を読み取ること. ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 2. 上の表から,時刻20時(A),06分(B)の換算値を読み取る. 3. 1.に2.を加える. 木星面中央経度(ω2) 1. 202゚.3 2-A. -145 .0 -B. +3 .6 ________________________________ +/ 3. 60゚.9 4. 実際に計算されたこの時刻の木星面の中央経度(体系U)は,ω2= 60゚.81 である. なお,この日の20時06分には,『主な天象』『週間スケジュ−ル』欄に「 1999年10月23日(土)20.1時: 大赤班が木星表面,中央経度通過(木星高 度h=+34゚)」と示されたとおり,木星の中央面を大赤斑(体系U= 64゚)が 通過している.体系Uは,表示精度(0.1時)の時間内にほぼ,4゚ほど自転 するため,3゚ほどのずれがあるが,観測すれば,大赤斑が中央に見えてい ることがわかる.
◎付表7: 木星の中央子午線の換算表(体系III)
次の表は,毎日の天象に掲げられている0時 JSTの木星の中央経度 (体系V;ω3)から,任意の時刻(JST)の中央経度(体系V)を求 めるための換算表である.なお,短時間の体系Vの変化は体系Uと, ほぼ,同じであるが参考のために掲げる. 時刻 補正値 分 補正値 (JST) 。 min. 。 18 -217.6 1 +0.6 19 -181.4 2 +1.2 20 -145.1 3 +1.8 21 -108.8 4 +2.4 22 -72.5 5 +3.0 23 -36.3 6 +3.6 0 0.0 7 +4.2 1 +36.3 8 +4.8 2 +72.5 9 +5.4 3 +108.8 10 +6.0 4 +145.1 11 +6.6 5 +181.4 12 +7.3 6 +217.6 13 +7.9 14 +8.5 15 +9.1 16 +9.7 17 +10.3 18 +10.9 19 +11.5 20 +12.1 21 +12.7 22 +13.3 23 +13.9 24 +14.5 25 +15.1 26 +15.7 27 +16.3 28 +16.9 29 +17.5 30 +18.1 31 +18.7 32 +19.3 33 +19.9 34 +20.6 35 +21.2 36 +21.8 37 +22.4 38 +23.0 39 +23.6 40 +24.2 41 +24.8 42 +25.4 43 +26.0 44 +26.6 45 +27.2 46 +27.8 47 +28.4 48 +29.0 49 +29.6 50 +30.2 51 +30.8 52 +31.4 53 +32.0 54 +32.6 55 +33.2 56 +33.9 57 +34.5 58 +35.1 59 +35.7 60 +36.3 ●使用例: 1999年10月23日21時33分 JSTの木星面中央経度(体系V)を計算する. 1. 毎日の天象データから1999年10月24日の木星面の中央経度(ω3)を読み取 る.読み取る日付に注意.必ず,同一夜の0時 JSTの値を読み取ること. ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 2. 上の表から,時刻21時(A),33分(B)の換算値を読み取る. 3. 1.に2.を加える. 木星面中央経度(ω3) 1. 65゚.3 2-A. -108 .8 -B. +19 .9 ________________________________ +/ 3. -23゚.6 3. 336 .4 4. 実際に計算されたこの時刻の木星面の中央経度(体系V)は,ω3= 336゚.43 である.
◎付表8: 土星の中央経度の換算表(体系I)
次の表は,毎日の天象に掲げられている0時 JSTの土星の中央経度 (体系T;ω1)から,任意の時刻(JST)の中央経度(体系T)を求 めるための換算表である. 時刻 補正値 分 補正値 (JST) 。 min. 。 18 -211.1 1 +0.6 19 -175.9 2 +1.2 20 -140.7 3 +1.8 21 -105.5 4 +2.3 22 -70.4 5 +2.9 23 -35.2 6 +3.5 0 0.0 7 +4.1 1 +35.2 8 +4.7 2 +70.4 9 +5.3 3 +105.5 10 +5.9 4 +140.7 11 +6.4 5 +175.9 12 +7.0 6 +211.1 13 +7.6 14 +8.2 15 +8.8 16 +9.4 17 +10.0 18 +10.6 19 +11.1 20 +11.7 21 +12.3 22 +12.9 23 +13.5 24 +14.1 25 +14.7 26 +15.2 27 +15.8 28 +16.4 29 +17.0 30 +17.6 31 +18.2 32 +18.8 33 +19.3 34 +19.9 35 +20.5 36 +21.1 37 +21.7 38 +22.3 39 +22.9 40 +23.5 41 +24.0 42 +24.6 43 +25.2 44 +25.8 45 +26.4 46 +27.0 47 +27.6 48 +28.1 49 +28.7 50 +29.3 51 +29.9 52 +30.5 53 +31.1 54 +31.7 55 +32.2 56 +32.8 57 +33.4 58 +34.0 59 +34.6 60 +35.2 ●使用例: 1999年11月7日21時33分 JSTの土星面中央経度(体系T)を計算する. 1. 毎日の天象データから1999年11月8日の土星面の中央経度(ω1)を読み取 る.読み取る日付に注意.必ず,同一夜の0時 JSTの値を読み取ること. ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 2. 上の表から,時刻21時(A),33分(B)の換算値を読み取る. 3. 1.に2.を加える. 土星面中央経度(ω1) 1. 205゚.5 2-A. -105 .5 -B. +19 .3 ________________________________ +/ 3. 119゚.3 4. 実際に計算されたこの時刻の土星面の中央経度(体系T)は,ω1= 119゚.31 である.
◎付表9: 土星の中央経度の換算表(体系III)
次の表は,毎日の天象に掲げられている0時 JSTの土星の中央経度 (体系V;ω3)から,任意の時刻(JST)の中央経度(体系V)を求 めるための換算表である. 時刻 補正値 分 補正値 (JST) 。 min. 。 18 -202.7 1 +0.6 19 -168.9 2 +1.1 20 -135.1 3 +1.7 21 -101.3 4 +2.3 22 -67.6 5 +2.8 23 -33.8 6 +3.4 0 0.0 7 +3.9 1 +33.8 8 +4.5 2 +67.6 9 +5.1 3 +101.3 10 +5.6 4 +135.1 11 +6.2 5 +168.9 12 +6.8 6 +202.7 13 +7.3 14 +7.9 15 +8.4 16 +9.0 17 +9.6 18 +10.1 19 +10.7 20 +11.3 21 +11.8 22 +12.4 23 +13.0 24 +13.5 25 +14.1 26 +14.6 27 +15.2 28 +15.8 29 +16.3 30 +16.9 31 +17.5 32 +18.0 33 +18.6 34 +19.1 35 +19.7 36 +20.3 37 +20.8 38 +21.4 39 +22.0 40 +22.5 41 +23.1 42 +23.6 43 +24.2 44 +24.8 45 +25.3 46 +25.9 47 +26.5 48 +27.0 49 +27.6 50 +28.2 51 +28.7 52 +29.3 53 +29.8 54 +30.4 55 +31.0 56 +31.5 57 +32.1 58 +32.7 59 +33.2 60 +33.8 ●使用例: 1999年11月7日21時33分 JSTの土星面中央経度(体系V)を計算する. 1. 毎日の天象データから1999年11月8日の土星面の中央経度(ω3)を読み取 る.読み取る日付に注意.必ず,同一夜の0時 JSTの値を読み取ること. ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 2. 上の表から,時刻21時(A),33分(B)の換算値を読み取る. 3. 1.に2.を加える. 土星面中央経度(ω3) 1. 57゚.4 2-A. -101 .3 -B. +18 .6 ________________________________ +/ 3. -25゚.3 3. 334 .7 4. 実際に計算されたこの時刻の土星面の中央経度(体系V)は,ω3= 334゚.64 である.